タイの文化(チョンブリ県自閉症センター)のお話 
 
     2018年10月吉日 
 
【ちょっとコーヒーブレイク】
 民間ながら無償でしょうがいしゃ施設を運営するチョン
 ブリ県自閉症センターの9月の活動報告をダイジェスト
 版で、ご紹介です。

 フォード社より慰問とご寄付がございました、









【ちょっとコーヒーブレイク】
 「少ないですが何か施設のたしにしてください」 と大阪の
 尾崎様よりご寄付が届きました。



ちょっとコーヒーブレイク】

 チョンブリ県バンパコン火力発電所より、センター活動紹介の
 ためのブースとセンター生産品の即売会。そしてご寄付が
 ございました。











【ちょっとコーヒーブレイク】
 タイ全国自閉症スポーツゲーム2018に参加、児童からは
 「また来年も来たいね」と感想があり、頑張て参加したことが
 報われました。








【ちょっとコーヒーブレイク】
 センタラホテルよりの慰問と昼食、そしてご寄付もございました。







ちょっとコーヒーブレイク】

 水泳教室。



 マッサージと動作法、勉強会



 お買い物教室(^-^)





 外部から先生を招いてのマッサージ法と動作法を自分達の
 子供へ。 しょうがいしゃは運動を知らないだけでなく、簡単
 動作も教えないと難しいので重要です。 気持ちよくて寝て
 しまう子供もいました。



 修了証も受理できました。

ちょっとコーヒーブレイク】

 理容師、美容師グループによる、出張ボランティア青空カット
 サービス、毎月一回の恒例行事になりました。



 児童の気持ちに寄り添いカットしてくださり大人気、保護者の
 経済的負担も減り、衛生面も向上!そして見た目もスッキリ。



 チョンブリ県自閉症センターは民間の無償しょうがいしゃ支援
 施設です。

 チョンブリ県自閉症センターからのご投稿ありがとうございま
 した。

 チョンブリ県自閉症センター Chonburi Autistic Center ศูนย์ส่งเสริมฯออทิสติกชลบุรี

 チョンブリ県自閉症センター設立経緯
 2012年4月 センター設立
 しょうがいのある子どもを持つ保護者たちが集まり、通える範
 囲内にしょうがい児と保護者を受け入れる無償施設を作ろう
 と保護者会を結成。民間の障害者支援センターを発足させま
 した。

 行ける学校も施設もない重度自閉症、発達障害、知的・身体
 障害のある子どもたちと保護者を受け入れています。

 2016年9月新センター開所 
 行政、民間両方の支援や寄付を受け、新しい施設を建設する
 ことができました。
 
 チョンブリ県自閉症センターの運営
 教育機関や施設などの支援サービスを受けることができず、
 どこにも行くところがない自閉症と発達障害を持つ子どもを優
 先して受け入れています。

 子どもたちが自立できるような生活スキルの向上と保護者も
 子どもの様々な問題に対応できるよう研修指導や支援を行う
 ことを目的としています。

 運営費用は企業や個人からの寄付で賄っています。イベント
 によっては、行政からの援助を受けています。

 利用者の受け入れ費用は食費も含めて無償とし、保護者が
 必ず子どもに付き添い、センターの運営から子どもたちのケア
 まで責任を持つようにしています。

 センターに登録しているのは60名ほどですが、そのうち毎日通
 えるのは30名ほどにとどまっています。その理由は、ほとんど
 の家族が経済的困難を抱えているためです。家計を支えるため
 に働かなければならない、交通費が出せないなどの理由で、
 保護者が子どもを連れてくることができません。

 センターでの活動としては、子どもに対する日常生活スキルの
 向上活動(着替え、食事、料理、買い物、お金の使い方、礼儀
 マナー、協働作業)の他、毎週水泳教室、乗馬・水牛セラピー
 なども、地元の軍基地内で王室プロジェクトの支援を受けて実施
 しています。

 また、保護者に対しては教育指導方法などを研修等により向上
 を図り、各種リハビリ、絵画教室、職業訓練なども行っています。

 職業訓練では、子どもと保護者が一緒に様々な商品を作り(工程
 の一部)、その商品を売って、売り上げの一部を運営費用に充て
 ています(保護者と利用者にも還元)。

 近くの工場の食堂やイベントで販売、また現在は、地元の大型ス
 ーパーがテナントブースの無償提供をしてくれたので保護者の方
 が販売しています。

 チョンブリ県自閉症センター長 アラヤ―・デーンセーンさん
 彼女自身の息子は、自閉症と重度難聴がある重複障害者です。
 意思を伝えることが難しく、感情をコントロールできないため、養育
 に苦労しましたが、同じようにしょうがいを持つ保護者との交流や
 情報交換によって、困難を乗り越えてきました。

 これまで自分の息子を受け入れる学校や施設がないことで、養育
 に苦労してきた経験から、保護者の人たちと一緒に支援センター
 を作る計画を立て、2012年よりセンターを運営しています。

 これからセンターでは、養護学校、各種障害者団体、行政、病院、
 大学などと連携し、研修や学生ボランティアなどを含めた協力や
 支援を受けています。そして様々な方々から寄付による支援を受
 けていますが、ボランティアなどの人件費を出すまでに至っていま
 せん。保護者が介護者、支援者として子どもたちの世話を無償で
 行っているため、彼女たちには収入を得る仕事をする時間がありま
 せん。
 しょうがいを持つ子供が家族にいるため仕事ができない。
 またしょうがい児が生まれたため、離婚し母が一人で経済的に支
 えなければならない。そのような家族がたくさんいます。
 今後、センターでのショートステイ・サービスや長期ステイができる
 ような環境を整えることが目標です。


 チョンブリ県自閉症センターの活動報告

 チョンブリ県自閉症センターは、無償でしょうがいしゃケアを行ってい
 る民間の障害者施設で、2012年4月に開所致しました、所在地は
 チョンブリ県アンシラー港から徒歩3分にあります。

 

 現在、自閉症、発達障害、ダウン症等のしょうがい者60名(4歳から
 29歳)が在籍しています。

 教育、ケア、昼食、ユニフォーム等々の全てをしょうがいしゃとその
 保護者のために全額無償で対応しています。

 運営に当たっての原資は、行政、個人様、企業からからの寄付です、
 公的認定と対応のためISOも取得しています。

(現在受け入れ人員増加対応で、2つ目の建物を隣接地に増築する
 プロジェクト実施中)

 

障害者支援活動以外では、企業様に下記サービスも対応しています。

【1】 障害者雇用促進法:第53条の代替え物納先に認定されています。
【2】 障害者雇用促進法:第55条の、障害者の代替え勤務地先に認
   定されています。
【3】 個人様、企業様等からのご寄付に関しては、所得税、法人税控除
   ができる領収書の発行ができます。

チョンブリ県自閉症センターは、障害者雇用促進法の第53条と第55
条の対象の障害者施設です。 

第53条では、障害者雇用の罰金の代替え物納入先として認定されて
います。
これは障害者の作業療法や障害者職業訓練支援のために使用する物
品の代替え物納。

センターの場合、液体洗剤を職業訓練として製造販売していますので、
その機材、薬液容器等が物納対象にあたります。 現在、日系製造会
社と対応中。

流れとして、100名に1名の障害者雇用が出来なかった場合、チョンブ
リ県の場合最低賃金330バーツ/日×作業日数(日給ベース26日、
または月給ベース)×月数と同等額に当たる物納。(12万バーツ)

センターとの物納品詳細合意-労働局への申請-認可後に労働局役
員立ち合いの基、物品納入。 日系製造会社の場合、年末に人事スタッ
フと福利厚生委員会がセンター訪問し立ち合いで移管。翌1月に、社会
開発局に移管時の写真と関係書類を付けて提出し完了。

製造した液体石けんの販売もしています、価格も障害者の局業訓練
作業継続が目的なので、低価格に設定しています。 

これ以外には、日系タイヤメーカー社のキャンティーン向けの米の納入、
各工場向けのセンター生産品や年末ギフト等の販売、センターにはそ
の活動に協賛するギフト業社が複数あり、この業者の取り扱い対象物で
あれば他業者と比較して購入価格を上乗せもなく物品が購入できます。

今回日系製造会社の年末ギフトは、20インチのカーボン製旅行カバン
のお話が、日系企業の、福利厚生委員会からあり、提案業者見積もり
に対して、センターを協賛するギフト会社からのご厚意で同価格納入す
ることができました。 

 
第55条では、障害者雇用と外部作業依託
例としては、障害者を在宅勤務で雇用したとお考え下さい。
但し職業訓練のための雇用に成りますので、役所の認定する、障害者
施設、役所、公共の場(図書館、病院、等)が勤務地の対象になります。

今月、日系タイヤメーカー社と14名の障害者代替え地勤務の契約を結
びました。(昨年の8名契約から増員) 

このことで、各企業は障害者を社内で就労するためのマッチングから解
放されます。会社や工場内での障害の重軽度の対応や考慮も不要に
なります。
また障害者を持つ家庭は経済事情も大変厳しいので、契約によって経
済的にも救われます

チョンブリ県自閉症センターは、民間のしょうがいしゃ施設ですが、公認め
られた障害者施設であり、かつ障害者の作業所です。 よって個人、企業
からの寄付については、所得税、法人税控除のための領収書を発行がで
きます。 障害者雇用促進法での物納先、障害者の代替え地勤務先施設
として認定されています。

過去の企業、団体様のからの寄付例
損保ジャパン(公財)、タイ赤十字社、チョンブリ・ラヨーン日本人会、ブリジ
ストンタイ社、トヨタモータース社、フォード社等々。

グルンタイ銀行、バンセーンレムトン支店には、センターへの専用寄付QR
コードも設置されています。 

障害者、障害者雇用等々でお困りの事項がございましたら下記までご気軽に
ご相談お願いいたします。
Ms.Araya Daengsaeng 
チョンブリ県自閉症センター代表:アラヤー デンセーン (タイ語)
携帯電話:061-624-1936 

 いらっしゃいませタイランド。