タイの文化(カオヤイ公園を走ろう)のお話            
  
 2010年1月吉日 
【ちょっとコーヒーブレイク】
 先日NHKの試してガッテン「スーパーダイエット方」を見た!
 最後の10分程でしたが究極のダイエット方であった。
 「お腹がすいたなぁ」と言う時は、体に蓄えた脂肪を燃焼させ
 ようとする信号だと、この時食べるとモトの黙阿弥、、、
 そこで食べたいの我慢と言うより食べたくなくなる方法として、
 「その場で10秒間足上げダッシュ」が良いそうです。

 人間はアドネラリンを上げるとお腹がすいている事を忘れる
 そうです。 サッカー選手が交代の時のその場ダッシュをす
 るのはアドネラリンを上げて戦闘意欲を上げる為だと。。。
 また恋いに落ちている人が食欲落ちるものアドネラリンが
 原因だと。。。その場ダッシュ10秒間、ダイエットやお仕事
 でもお勧めかもしれません。

 今朝の体重78.4キロで反省中のSさんであった。
 

【カオヤイ国立森林公園(世界遺産)を走ろう】
 友人の石さんからヒルクライムをしましょうと誘われたの行っ
 てみました、場所は世界遺産のジャングル。

 世界遺産カオヤイ国立森林公園は、バンコクから東北方向
 に約2時間の距離、ナンコンナヨック県、カビンブリ県、ナコン
 ラーチャシマ県の3県に跨るジャングルです。虎、象、猿や
 珍しい鳥等の野生の動物が居る森で、ナコンナヨック・ゲート
 からナコンラシャシマゲートまでの約50キロに片道1車線林
 道として整備されていてドライブやバイクツーリング、自然観察、
 キャンプ、自転車ヒルクライマー等のメッカになっています。

 今回の自転車ヒルクライムは、ナコンナヨック側を起点に頂
 上までの30キロをひたすら登る。。。自転車でした。  
 競技志向の人は、ナンコンナヨックからナコンラチャシマの
 往復100キロ走して帰るそうです。(絶対無理と思った)


 当日は睡眠時間3時間、遠足前の子供気分で興奮?眠れな
 いで深夜1時、朝4時には目が覚めていました。。
 5時前には台湾製メリダマウンテン自転車君を乗せて5時に
 自宅を出発し、バンコクの友人石亭へ向かう。

 6時45分に友人宅着、ロビーから電話をかけ、6階の部屋
 へ向かうと友人石(仮称)さんはバナナを持って待っていま
 した。

 「部屋サバ臭くないですか?昨晩塩サバして食べたんですよ!
 、日本酒を入れて蒸し焼きにすると柔らかく美味
 しく店で食べるより旨い」と。
 「いいえ臭くないです、朝ご飯、何食べますか?」
 「朝ご飯は食べちゃダメですよ!登れなくなります」と言って
 バナナと「VARMなる粉」を渡されて、
 「これ知ってます」
 「ヴァーム(WARM=ミミズに見えた)知りませんミミズの塩焼
 きでも入っていますか?
」 と親父ギャグ。
 「これは水に溶かして飲むと1時間後に脂肪を燃焼させ力が出
 るサプリで、トライアスロンをしている人は使っています」
 「へぇ、、、」と押しいただく。

 朝7時15分、石亭を後に、ナコンナヨックへの2時間弱の移動、
 モーターウエイのアウターリング、ランシシット経由国道305号
 線で移動。

 カオヤイ30キロコース
 ・プロレベル:50分台
 ・セミプロクラス:1時間10分を切る
 ・中級クラス:1時間30分以内
 ・初心者:2時間を切ることが目標。

 Sさんの友人の元社長様(年齢2こ上)が2年かかって1時間
 50分を切るようになったと、言うことで今回は完走とこのタイ
 ムが心の目標であった。

 「入り口近くにセブンイレブンがあるので、そこで水とBイング(
 ゲーターレードみたいなの)とチョコレートを買いましょう」
 「ハイ」
 「チョコレートとバームを食べてから登ります、車は入り口にあ
 るホテルに駐めて、降りてきてから昼食にしましょう」
 (2こ年上の友人:元社長は、車を後ろから付いてこさせて登っ
 たと言うが)
 「車をホテルに駐めるのは、Sさんのギブアップ防止です、途中
 歩いても良いので登り切って下さい」 とキッパリ。
 「ハイ」
 「SさんそれVARMが入ってる方じゃ無いですよ」
 「あれ?」 ビーイングを半分飲んだときに指摘され、それから
 ヴァーム500CCを飲み干しお腹ガボガボ。
 
 9時00分、ホテルに予定時間より少し遅く到着。天候晴れ。
 自転車を車から降ろしタイヤをはめて準備、、今回Sさんの乗
 る自転車は友人石さんのスペシャライズ・ターマックプロ
 フル・ドュラエース、ヒルクライム仕様25歯(平地を走る自転車
 は23歯とのこと)の50万円近い自転車。
 そして石さんはSさんのマウンテンを。

 「途中500メートルほどの急な登りのみが続きます、10キロの
 滝まで完走すれば、残りはアップダウンが続くので完走できっと
 きるでしょう」

 「ハ〜イ」

 ロード用の自転車とマウンテン用はギヤの入れ方が違うので、
 ホテルの駐車場をウロウロと走りギヤの入れ方を覚える。

 ホテルを後に3−400メートル先のカオヤイ入り口付くがギヤ
 がどうも重い(?_?)
 「このギヤ一番軽いんですよね?」
 「Sさん、それが一番重いんです!」
 「(>_<)(-_-;)(-_-;)」 プラス2-300メートル練習して、ゲート入場
 料60バーツ(約170円)を支払い林道に入る。

 午前9時20分、ヒルクライム開始。
 ロードのギヤは20段、マウンテンは24段、もっとも軽いギヤは
 マウンテンの方が漕ぎやすいが、前に進まない、
 ロードは踏んだ分だけ前に進むと言う感じ。。走り始めて10分
 もしない内に(参ったなぁ)と言う後悔が。。。

 ハァハァゼーゼーと、ひたすら一番軽いギヤで登り続ける。。。
 汗がハンドルと積算計の上にボタボタ垂れます、
 周りの景色も見る余裕無し、見上げても上り坂、、、。

 20分ぐらい過ぎた時から、この苦行にあきらめの境地が、、
 ひたすらペダルを漕ぐだけ、パンツまでグッショリ。
 (上り坂だから水分補給も出来ない、10キロ地点の滝を越え
 たら水飲もう)

 25分頃?腰に差した空気入れを落とし、拾いに行く。(恥ずか
 しいが、何が落ちたか始め分からなかった)
 走り始めてから48分経過、少し下り左に滝の看板、10キロ
 到達、これで完走出来ると気分が向上するが、上り下りはさ
 ほど増えず、やはり登り、登り、急な登りが続く。。。
 (後で聞いた話だと、ここを40分以下で通過しないとダメ〜で
 2時間の壁は切れないと。。。)


 復路便で携帯
 で撮影した10キロ地点の滝の看板。

 あと20キロ、、多少の下りも入ってきたが、やはり登りはきつく
 下りより登りが多い、3台の自転車に抜かれて行った、
 反対車線の人は復路らしく下り坂を高速で下りていく、爽やかな
 笑顔で。人によっては手を振ってくれる人も。

 下り坂、やっとペットボトルの水が飲める、飲んだボトルをケー
 スに収める時、落とした、そう言えば今までボトル使った事が
 無いなかったと思い出し悔やまれる、周りを見て人が居なかっ
 たので一安心、これで二回目の自転車を降りるアクシデント(?_?)

 下り坂と思っていたが、緩い登りだったのか?ペットボトルは下
 15メートルほど転がって単体車線の路肩に止まったので自転
 車を押して取りに行く。

 水飲んだら、甘かった、普段飲むよりも甘く感じた。(そして飲む
 と直ぐに大量の汗ボタボトボトトとなります)
 ちょっと雑学
 終わった後に調べて見たら極度に運動しているときは体、肝臓
 からグリコース(ブドウ糖)が出て居るんだと、それでブドウ糖の
 分だけ甘く感じるから、運動選手は水入れて薄めて飲むんですと
 、、そう言えば友人の石さんは水入れていた。

 自転車始めてから1時間40分経過、青いピックアップトラックが
 併走して来る、構わず漕いでいると幅寄せされた、自転車を止め
 ると、
 
 「○○へ行きたいんですけど、何処ですか?」
 「ご免なさい!私タイ人ではありません」 と、

 窓越しの二人は可愛い女性であったが、笑みを浮かべる余裕
 も無かった。 「大丈夫ですか?」 声をかけられ別れたが、
 (登り坂で自転車に道聞くな!)



 巌さんから入手したSさんのお尻。。

 不思議なことにSさん何処に行っても道聞かれる時が多い、
 自転車漕いでいる大きなお尻が目立っていたのだろうか。
 これで3回目の足つき、でも押して歩いた訳では無いと、
 気分を切り替えこぎ続ける、やっぱり急坂は応えます、時速
 5キロを切るとハンドルが取られグラグラします。
 (歩いた方が早いじゃない)と頭の中で木霊する。


 2時間越えた、、まだ先があるんだろうなと言うときに、ジェッ
 トコースターと言われるV字方の急坂が見えた、ロードでは
 この坂で80キロ出るそうだ、Sさんは58キロまでメーターを
 目で追っていたが、怖くて目線を坂道に戻した、きっと最高速
 は60キロ台であったであろうか?、このジェットコースターの
 最後の登りは惰性では登れない急坂で、またギヤを重い方と
 間違えて入れてしまい、急坂で止まりそうになったが何とか踏
 み続けて走破、この坂を過ぎてやっとゴールのT字路の休憩所
 に到着、2時間8分であった。 11時28分到着。
 (過去バイクで2回来たことがあるのだが全く道を覚えて居なか
 った)

 休憩所には、友人の巌さん(仮称)が待っていた、声援の為に
 来てくれていました。 「お早うございます」と挨拶して
 ハーハーゼーゼーが続き、会話に成らなかった。 口から出る
 言葉は「あ”あ”あ”あ”ぁぁぁ疲れた」。。
 ヘルメット下のバンダナを絞ると汗ボタボタ。。。

 友人の石さんが居ない(途中パンクのトラブルだったらしい)20
 分待っても来ないので、復路に入る、今までの登りが全て下りに
 成るので楽と思ったが、やはり要所、要所では心臓破りの急坂が、、、、

 1時間弱でナコンナヨック側の入り口に到着、途中巌さんが、石さ
 んは10分ほど戻った所で発見し、登っていったと。。全然気が付
 かなかった。。
 後2-30分すれば来るかとゲート近くの茶屋でコーラと揚げバナナ
 を食べながら待つ、出てくる言葉は「あ”あ”あ”あ”ぁぁぁ疲れた」を
 何十回繰り返したことか。。

 
 
 復路で橋の上から撮影してジャングル。

 

 道にはテン点と象の足跡や、象の巨大なフンがソコココに。。あった。

 11時58分に48分遅れの石さん到着、出発して2キロ地点
 でパンクしたそうな。 ここで巌さんと別れ、石さんとホテルへ戻り、
 シャワープラス遅い昼食(クラブサンドウィッチ)を食べる。ホテル
 のレストランでは、石さんの友人達(西洋人と2名と日本人の一行)
 と遇うが皆トライアスロンしているそうで、来月マレーシアにトライ
 アスロンしに行く強者も居るそうな。
ホテルを出たのは3時過ぎ。

 帰りの車の中で、「初挑戦で一度も歩かなかった人は珍しい」と
 褒められ、嬉しくなり浮かれて次回3月のトライを約束してしまった
 (-_-;)もうこりごりと言う感じだったが、でも達成感と次回は2時間を
 切れるだろうと言う感触は残りました。 

 バンコクの石庭、石亭に着いてのは、夕方5時、石さんはこれから
 バイクに30分乗ってバンコク中心部のルンピニ公園へ行って
 走勇会の人達とマラソンの練習だと、、、まさに化け物。。。来月
 メコン川トライアスロン参加するんだそうです。
 Sさんの周りは凄い人が多い。 
 
 グッタリした体で7時過ぎ自宅に到着、長〜い1日が終わったが、
 最後まで自走できた事が嬉しく達成感が、ヒタヒタ軽く果物を
 食べお風呂入って体重計に載ると、なんと78キロ、、、(ちっとも
 痩せて無いじゃない(-_-;)。 凄く期待していたんだけど。

 ヒルクライム初挑戦感想文
 いつもSさんの自転車君では1時間以上の走行で陰茎の付け根
 が痛くなる、、それで1回の走行は4−50分としていました。
 今回、石さんの超高級自転車で3時間ほぼ乗り続けたが、痛く
 成らなかった。。。ちなみにサドルの値段でSさんの自転車君が
 買えるそうな、、、恐るべし高級車。

 日本の友人の油澤さん(仮称:この人も1日200キロ走るそうな))
 からは「30分に一度立ちこぎすると、痛くなくなりますよ」、
 とアドバイスいただいたが、今回のロードでは立ちこぎ全然、
 出来ませんでした2-3回漕ぐとよろよろ、、、急坂で立ちこぎ
 できる
 人は尊敬に値すると知りました。 5キロを切ると自転車は
 かなり不安定になります。

 近々、応援に来て下さった巌さんが撮ったSさんの後ろ姿(デカ
 ケツ)が入手出来ると思いますので、その時はSさんの象にも
 負けない見事なお尻をお披露目しますね。お楽しみに(する人
 は居ないと思いますが)

 同行の石さん曰く「Sさんの体型で自転車乗っている人は居ませ
 んでしたね、もう少し脂肪を落とさないと」と真顔で言われちゃ
 いました。。。やっぱり自転車乗るためにもダイエットが必要と感
 じた1日でした。 

【ちょっとローカルニュース】
 タイ国王顧問、国有地不法占拠で別荘放棄 2010/1/23 (03:22)
 タイのテレビ報道によると、東北部ナコンラチャシマ県カオヤイ
 にあるスラユット枢密顧問官(元首相、元陸軍司令官、66)の
 別荘が森林保護区を不法占拠していることが明らかになり、タイ
 内務省森林局が20日、スラユット氏に土地を国に返却するよう
 命じた。スラユット氏は21日、命令に応じると約束し、別荘から
 家財の運び出しを始めた。

 スラユット氏の別荘が建つ土地はもともと転売不可の農地として
 国が地元の小作農に与えたもので、この小作農が売却、
 2度転売され、スラユット氏の所有になった。検察はこの問題で
 スラユット氏を不起訴としたが、枢密院と敵対するタクシン
 元首相支持派が不法占拠だとして追及していた。

 枢密院はタイ国王の諮問機関で、顧問官の多くは王族、退役軍人
 ・官僚。王室の行事を代行することもあり、権威は重い。
 スラユット氏は陸軍司令官、国軍最高司令官を歴任し、2003年
 の退官後、枢密顧問官に起用された。2006年のクーデター後、
 軍事政権下で首相を務め、タクシン派から反タクシン派の黒幕と1
 人とみられている。

 このニュースを知っていたので、時間があれば現地視察と思って
 痛ましたが、そんな余裕は頭から飛んでいた。

【ちょっとコーヒーブレイク】
 その場10秒間ダッシュダイエットやってみました、確かにお腹が
 減らなくなります、晩飯前にその場ダッシュをして
試しに晩飯を
 抜いてみました(寝る前にお腹がグーグー言ってましたが)。
  朝の体重計は76.4キロであった。
 (1食抜いて2キロも減るなヨォ、、、と思いました(普段から食い
 過ぎ(-_-;)が、、久しぶり(2ヶ月以上ぶり)の76キロ台は嬉しか
 った)

 アドネラリンを上げて空腹を忘れるこのダイエット方、効果があ
 ると思います、「何か間食したなぁ」と思うお休みの日に使っ
 いきたいと思うSさんであった。   

 今年の目標68キロ (目標は高く!潔く!そして遠〜く(*^_^*))




 いらっしゃいませタイランド