タイの文化(微笑みの国)のお話                      
 
   2009年9月吉日 

【ちょっとコーヒーブレイク】
 タイは微笑みの国とも言われております、微笑みの感情はどこ
 から来るのですかね?今でも好みの人がテレビ等でニコッと
 すること心ときめきますが。。

 具体的に、本来微笑みは、口を開けて牙を剥く動物的な威嚇
 行為から始まったそうです、近くに来る動物、者は全て敵と
 言う時代が長く続いた事から、すり込まれた行為であると、
 処が近くに来た者や動物が仲間だった時は大変です。
 牙を剥き悪意を全面に出した顔はそう簡単に直せないので、
 少し口元を緩ませて害意や敵意がないこと示した作り笑いが、
 微笑みの始まりだったそうです。
 微笑みとは、顔の筋肉を引きつらせる事、要は微笑みは本心
 からの笑いや好意ではなく作り笑いだったんだと。

 *無意識の微笑みと、意識された微笑みでは、それを司る神
 経機構も異なるそうです。

 日本人は微笑み下手と外人から言われ、日本人のニヤニヤ笑
 いを英語でArchaic smileアルカイク・スマイルやジャパニーズ
 スマイルと言って人工的で不自然な微笑みの代表の意味で表
 現されますが、これは本来の作り笑いの行為からするとしごく
 自然な事だと、

 「口元は笑っているけど目が笑ってい無い」

 と言う事を耳にしますが、人間として?動物として?自分に素直
 でとても自然な事だったんですね。
 ニッコリ微笑みを浮かべられる人は、プロなのでしょう。だから
 一般的な日本人は交渉ごとや外交が下手な事は言うまでもござ
 いません、、、、でもご安心を日本の仏像の笑みもこの作り笑い
 に分類されるそうで、仏さまも心からの微笑ではなかったと。。。
 微笑みは鍛錬で、改善できます。

 ちなみに赤ちゃんの微笑は、新生児微笑と言って感情表現と
 は違って自然と微笑む事で周りの感情を誘う本能なんですと。

 ちょっとタイ語教室

  ・笑う=フアロ
  ・微笑む=イム

 タイでは微笑みの褒め言葉に、「イム・ワーン:甘い微笑み」
 とか「イム・ゲン:微笑み上手」と言った言葉が使われます、
 自分の感情に係わらず?左右されず?自分を抑えて微笑
 む事を鍛えて来たタイランド、外交や交渉ごとでも、したた
 かな事は言うまでもございません。 タイ人の微笑みには、
 裏もあると覚えておきましょうね。

 最後に写真撮影の時に「チーズ」とか言って笑い顔を引き出
 すことは、脳科学的に正しいことなんですと、口元を緩めたり、
 目尻を下げたりする感情が伴っていない行動でも、長年の習
 慣から脳も笑っている、何か楽しいことがあると感じ脳が活性
 するそうです。 やはり笑いや微笑みは重要な様です。

 今日の格言 「微笑みは、日々の鍛錬の賜(たまもの)」 
 微笑みは1日にしてならずのお話でした。

【ちょっとコーヒーブレイク】
 スパークプラグの続きです、工場見学時に「高いスパークプラ
 グ(イリジウム)と普通のプラグと違いは何ですか?」
 と質問してみました。回答「耐久走行距離の差だそうで、イリ
 ジウムで約10万キロ、普通のプラグでは電極が除々減って
 その間隔が空いていき、効率が悪くなるそうで、高いプラグで
 持たせるか、普及版を何回か交換するのがお勧めだそうです、
 燃費効率も影響があるそうです。 プラグ交換してますか?

【ちょっとコーヒーブレイク】

 「遊んでますか?」 の問いに、Sさんの友人では長老組に入る
 丘(仮称)さんが答えて下さいましたので、ご紹介です。
 
 「老人には老人だけがふける遊びがあるのです。シルバー
 ウィーク初日はバスに乗ってちょっと遠くまで散歩、ちょうど
 満開の彼岸花を見てきました。

 自然公園の説明ボランティアの老人が花を見にきた老人の
 一団に花の解説をしていました。
 シルバーウィーク中日の昨日は敬老の日、テレビでアカデミー賞
 外国映画賞をとった『おくりびと』をやっていたので久しぶりに
 テレビ鑑賞。登場する「送られる死者」の半分ぐらいが若者……、
 この設定には老人としてちょっとびっくり。
 最終日の明日は本年2月に死去した稲越功一の写真展を見
 に東京都写真美術館に行こうかと画策中。
 まさに老人の遊びにふけるシルバーウィークです。」



 彼岸花がコスモスに見える、、タイには曼珠沙華ありません。
 Sさんが日本に居るころは、シルバーウィークなんて言葉
 は無かった。もちろん海の日も無かった。

 ちょっと雑学
 曼珠沙華って何で「彼岸花」と言う別名があるか知ってますか
 ?曼珠沙華は毒草で、何処を食べても毒があるそうで
 最悪死に至るケースもあるそうで、彼岸花と言われるそうです。
  「彼岸花 生食すると あの世(彼岸)行き」
 食べるとあの世へ行く可能性ある花、彼岸花と覚えて下さい
 ませ。特に球根が毒性が強いそうです。
 花言葉は「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」

 そう言えば、よくく田舎の亡きじい様に怒られました「彼岸花
 で遊ぶな」と、花と花をくっつけると結構な吸引力があって楽
 しく遊んだ記憶があります。でも「口に入れるな」とは言われ
 なかった様な。。。。

 「老人には老人だけがふける遊びがあるのです」 なんか
 (E〜)言葉です、丘さんありがとうございました。

【ちょっとコーヒーブレイク】
 Sさんが22年前にタイに来た時に、上○大学から留学中
 の逆元(仮称)君からタイ語学校の入学を紹介された、他
 にも複数名から学校を推薦してくれる人もあり、バンコク
 のパッポン通り近くのタイ語学校に入りました。
 逆元君とは年が同じこともあり、仲も良かった、そして同氏
 は1年後にタイで坊主になった、坊主になった彼の名前は
 プラユキ・ナラテボー。(プラ=僧侶、ユキ=自分の名前から、
 ナラテボーは(?_?)

 得度式にもSさん行きました、場所はタイ東北のチャイヤプ
 ーム県、バンコクからたっぷり6時間はかかる山の中、お寺
 の名前はワット・パースカトォー、それから彼はず〜と坊主を
 生業としている。その坊主が最近本を出しました、検索で
 「プラユキ・ナラテボー」でヒットしますので、試して見て下さい、
 そして興味があれば買って下さいませ。
 
 彼の出家式見学を兼ねてお寺に2?3?泊ほどしたのです
 が、物凄い田舎の山の上のお寺、お風呂はお寺の沼で沐浴、
 食事は坊さん達が朝托鉢して来た物の余りをいただく生活、
 本道で寝ていると、隣にサソリが通って行った。。。
 人間は俗世間を離れて、生活しないと悟りは来ないのかもし
 れませんが。。 早い物であれから22年、わたしは煩悩一杯
 の中年を更新中、そして家族も居るので、経済活動と消費活
 動に専念中と世の中分業ですね(*^_^*)

 タイの坊さんの1日、朝4時に起きてお経で始まり、朝6時に托
 鉢、7ー8時頃に朝食、昼前に昼食し、午後から朝までは何も食
 べません。 そしてその繰り返し。 女性には触れることも許され
 ません。
 しかし「継続は力だ!」20代から40後半の現在までお坊さん
 を続けるのもそれなりに大変な事かもしれないと思うSさんでした。

 ちょっとタイ語教室

 ・出家=ブアット
 ・お寺=ワット
 ・托鉢=ビンターッ
 ・還俗=スック 
 
 
 いらっしゃいませタイランド。