タイの文化(涅 槃)のお話
                            2006年12月吉日 
【社長〜様】
 「涅槃ってなーに」と弟氏から質問があった(?_?) 涅槃:天国(^_^)v
 「ゴルフ場や日本食堂で日本人への呼びかけだけど」と真顔で返さ
 れた。。。
 (昔居ましたねぇ、涅槃で待つと言って自殺した同姓愛系俳優が、、
 俺達は天使に成れたのでしょうか)

 答え:ネハーンは早口に言った言葉で、ナーイ・ハーンが正解。
 タイ国駐在3年目に入った弟氏、最近の質問?つっこみ?は鋭い
 物があります。

【ちょっとタイ語教室】
 ナーイ=MRミスター、〜さま、男性 の意味に使われます。
 ハーン=会社、商店 の意味で、ハーンフンスワン=有限会社、
 ハーンシンカー=デパート。と、言うことでナーイハーンで、男性の
 商店主イコール=社長さんの訳が大正解。

 Sさんは今まで単純に「旦那さん」と訳していましたが、弟氏から
 の質問 「ゴルフ場や食堂等で日本人にしか呼びかけない」

 から(?_?)確かに、、タイ人や西洋人には、、使ってない事(@_@)を
 再確認の結果、日本人が喜ぶ一般総称 「社長〜!」。。。
 したたかなタイ人、得てして妙なり。。。素晴らしい日本人への呼
 びかけでした。日本人、社長と呼ばれて(^O^)喜びます。

 だからファランやタイ人には使わない。。。

 さぁゴルフ場へ行った際は、社長さまの気分でプレーをお楽しみ
 下さいませ。

 じゃぁ「お手伝いさんを何でアヤさんって言うの?」m(_ _)m
 m(_ _)mm(_ _)m
 「知り合いの東南亜細亜研究の教授に聞いてみて」
 「ハイ」。。(自分でも疑問に思っていながら、、、20年経過。。。)

 『まずは知り合いのタイ文化翻訳家のO大先輩からのコメント』
 日本からのタイ投資が盛んになりだしたころ(60〜70年代)は
 「タイに行ったら日本人はみんなナーイハーンって呼ばれるん
 だ」ということがよくいわれていたようですが(深田祐介の
 『バンコク喪服商社』あたりを読むと、その辺りの話が出ているか
 もしれません)、

 今でも日本人ビジネスマンに対してその言葉が使われています
 か。予想外です。風体を見てでしょうが、私は少なくてもタイで
 ナーイハーンと呼ばれたことは1回もないです。

 タクシーに乗ったときに、シアと冷やかして呼ばれたことはありま
 すが。。。。アヤさんはきっと中国語でしょう。中国語のできる教授
 さんに解説をお願いしましょう。

 (確かにこの方、、風体は社長に見えない)でもシア。。。は無い
 と思う(-_-;)(-_-;)中国語でおっさん。。。。の意味。。

 たぶん大先輩はTAXI運転手からからスカの客と思われた様です、
 何て失礼(正直(^O^))な運ちゃんだろう、座布団2枚(^_^)v
 お正月、タイの田舎ではクリスマスをピーマイ・ファランといってま
 した。タイは4度、正月が来るって。いいえて妙です。

 ちょっとタイ語教室
 ・ピーマイ=正月
 ・トゥッチーン=中国正月
 ・ソンクラーン=タイ正月
 ・ピーマイファラン=クリスマス。。

 『そして師走じゃなくて年始に走る?教授から』
 S君、師走の「師」は教師のことではなく、坊さんのことだと昔どこ
 かで聞いたことがありますが、やっぱり年末だと何だかんだと忙し
 いですね。

 先週末少し風邪気味になってしまった上に時間の余裕もあまりな
 くて、折角師走だというのに、12月に入ってからはほとんどジョギ
 ングができていません。

 2月4日の青梅マラソンでは30kmを走ることになっているというの
 にちょっと心配です。 今日は家でぐったりしているので、蘊蓄話を。

 「アヤ」さんですが、これについてはちょっと前に少し調べたことが
 あります。諸説あるようですが、私がたぶんこれだろうと思ってい
 るのが、ポルトガル語説です。ポルトガル語で祖母のことをaiaとい
 うらしいです。

 そして家事を手伝う年配の女性のこともaiaと呼んだらしいです。
 ポルトガル人は16〜18世紀頃は南アジアや東南アジアにたくさん
 住み着いていましたから(マカオなんかつい最近までポルトガル領
 でしたし、マレー半島のマラッカだって、最初に住み着いた西洋人
 はポルトガル人でしたし、インドもイギリスが進出するまではポルト
 ガル人がでかい顔をしていました)、当然現地の「おばさん」
 たちを女中さんとして雇っていました。そしてその女中さんたちをaia
 さんと呼んだようです。

 タイのアヤさんもこのずっとさかのぼればaiaさんが語源だと思わ
 れます。

 でもタイでアヤという言葉を定着させたのは、中国人かインド人で
 しょうね。アヤという呼び方はタイだけではなく、インドでも使われて
 います。

 でも、香港とシンガポールではアヤではなく、アマと呼ぶのが一般
 的です。漢字では「阿媽」と表記します。 でも中国の古い辞典を見
 ると、「阿媽」は女中一般ではなく、西洋人に雇われた女中さんを主
 に指す言葉として使われていたようですので、aiaあるいはayaという
 発音を中国人が聞き間違えてama(阿媽)と呼ぶようになったのでは
 ないかと思います。

 香港やシンガポールでは、今は西洋人に雇われたメイドさんだけで
 なく、地元の中国系の人や日本人駐在員に雇われているメイドさん
 のことも「阿媽」と呼びます。香港やシンガポールに住んでいる日本
 人は「阿媽」に「さん」をつけて「阿媽さん」と呼ぶのが一般的です。

 5年前に7か月シンガポールに住んでいた時に、どうしてタイでは
 「アヤさん」というのにシンガポールでは「アマさん」というのか気に
 なってちょっと調べてみたしだいです。
 (おお懐かしい、私はこの時シンガポールへ出張する機会がり、
 現地で晩飯をご馳走してもらったm(_ _)m)

 中国語では、人の名前や親族名称に「阿」をつけることが多いです。
 「阿Q正伝」の阿もそうですし、Oさんが、タクシーの運転手に冷や
 かされて呼ばれたという「ヒヤ」や「シア」も「ア」をつけて、「アヒヤ」
 とか「アシア」ということがタイでも多いですよね。

 私はタイに最初に下宿をした長屋では、こどもたちに「アジェーク」
 と呼ばれていました。これは漢字で書くと「阿叔」になります。

 あの頃はまだ結構若かったのですが、その頃から子供たちには
 「おじさん」と呼ばれていたことになります。
 ポルトガル語のaiaがたまたまアで始まる言葉だったので、中国人
 にも馴染みやすかったのではないでしょうか。

 ナーイハーンは、ナーイ=〜さん、MRの意味。ハーン=会社
 (ハーンフンスワン)というS君の自己レスでほぼ正しいです。
 ただナーイハーンという言葉は、ハーン・フン・スワンという言葉より
 も古いので、ナーイハーンという言葉が使われ始めた時のハーンの
 イメージは、ハーン・フン・スワンよりももう少し小さな商店のイメージ
 だったと思います。

 ハーンももともとは中国語で、漢字では「行」と書きます。「行」とい
 う漢字にはいろいろな意味がありますが、この場合は、銀行の「行」
 と同じ意味になります。阿片戦争の頃の中国では商社のことを「公行」
 (広東語ではコホンと発音します)と呼んでいましたが、その「行」も
 同じ意味です。

 なので、ナーイ・ハーンはもともとは中国人のそこそこの大きさの商
 店経営者に対して使われた言葉です。

 タオケー(頭家)やラオパン(老板)と大体同じような意味だと思います。
 S君はナーイハーンは外国人にのみ対して使われると書いていますが
 
 少なくとも1980年代頃までは、中国系のタイ国籍のおじさんに対しても
 ナーイ・ハーンと呼びかけることがまま見受けられたように思います。

 でもそう言えば、最近はタイのテレビや映画などでも中国系のオヤジ
 をナーイ・ハーンという場面をあまり見かけないような気がします。
 長くなってしまったのでまた。

 う〜ん、教授がコメンスとすると。。説得力が違いますね。。アヤさん
 ポルトガル語説。。信じました。(^_^)v

【バンコクの先進化が文化の後進になる】
 何とも重そうな題を、軽〜めが売りのSさんの弟氏からリポート。。。
 ご紹介です。

 バンコクの先進化が文化の後進になる。昨今(特にBKK中心部)
 では、再開発により空地が減りつつある。

 空地を利用していたタラートナット(縁日市場)は、追い出される。
 よって、付近で働くのタイ人は食事に困る。
 ちょっとしたエアコン付の店に入れば、値段もソレナリに取られ、
 一般庶民には痛いところだろう。
 例 カオパットグン(海老チャーハン)屋台系25バーツ(75円)〜
 エアコン付60バーツ(180円)〜

 近い将来、中心部では屋台を見る事が無くなる日が来るかもしれない・・。
 そー言えば、子供の頃、夜にチャルメラを聞いたが、今の東京ではもう
 無いのか? リポート By ノンちゃい

 ノンチャイ=弟、、氏、比較文化研究の世界に入っている様です。。
 Sさん露天ではあまり食いたくないから。。。
 チャルメラ、、、Sさんが日本に住んでいた頃は、チャルメラや焼き芋
 の流しありました。。Sさんの頭に連想ゲーム。。。何故かちり紙交換。
 。。くずやお払い。。。 

【ちょっとネールサービス】 
 ピンぼけで毎度すいませんが。。。街で見かけてたネイル。。。
 斑模様で。。。(~o~)

 

 もちろん女性、、、たぶん40台かと。。。何をしても無敵の年代40代
 。。。の女性の足のツメはヒョウ柄でした。
 ピンぼけしている分だけ恐ろしく見えます。。。持ち主?の方は10年
 前のとても美人を想像させる方でした。見かけた場所は街のクリニック。


いらっしゃいませタイランド。