タイの文化(タイでカードを作る)のお話

                           2005年7月吉日 
【外国での生活にクレジットカードは不可欠です】
 こんにちはSさんです。 
 外国に出向した場合、会社で寮でも準備していただかない限り、たい
 ていの方が初めはホテル住まいから始まります。

 外国のホテルは一見さんには大変厳しく、補償金(デポジット)を取り
 ます。当然使用するカードは日本のカードで、単身赴任の場合、使い
 すぎると日本に残してきた家族に迷惑をかけてします。

 そこで、タイでもカードを作ろうと思うのですが、タイでクレジットカード
 を作る場合、来たばかりの人にはカード1枚作るのも敷居が高いので
 ご注意下さい。

【クレジットカードの申請法】
 それでは、タイで銀行系クレジットカードを作る場合の条件をご紹介
 です。
 
 1)バンコク銀行
   必要書類:補償金、ワークパミット(労働許可証)、パスポート、
   6ヶ月分の通帳コピー、給与証明
   使用限度額:補償金の2倍。

 2)アユタヤ銀行 と タイパニット銀行
   必要書類:ワークパミット(1年以上経過したもの)、3ヶ月分の
   通帳コピー、給与証明
   使用限度額:10万バーツ(約28万円)

 3)ガシコンバンク
   必要書類:ワークパミット、3ヶ月分の通帳コピー、給与証明
   使用限度額:給与の6倍

 4)シティバンク
   必要書類:ワークパミット(1年以上経過したもの)、3ヶ月分の通
   帳コピー、給与証明
   使用限度額:給与の2倍(但し給与が8万バーツ以上であること)
  
 しかしながら、ここで問題になるのが、ワークパミットの1年以上、
 通帳の3ヶ月。。

 通帳はワークパミットが無ければ各銀行のバンコクの本店を除き
 口座開設が出来ないこと。

 地方または支店での口座開設はワークパミットが必須になります。

 当然会社から振り込まれる給与は、会社近くの支店になるので、要注
 意です。給与証明の金額を増やすことは可能ですが通帳のコピーで
 入金額がバレますので、、、余り思い切った事はしない方が無難です。

 と、言うことでカード一つを取っても、簡単には開設出来ないのです。
 またバンコク銀行やガシコンバンクはカード審査が厳しく申請しても
 なかなか受理してくれません。

 結論。。。日本のカードを使うときには、単身赴任者は特に気を付ける。
 短期の出向の場合、カード取得を諦める。出張時には会社から多め
 の前借りをして行く。最悪日本のカードを使用する。

 カードがないと、とっさの時に以外と不便な面もありますが、お財布以
 上の買い物をしないと心がければ節約につながるかもしれません。

 ちなみに、Sさんタイに住んで18年経過のベテランに成っていますが、
 過去2回毎バンコク銀行とガシコンバンクにカード審査申請をし却下
 された経験がございます。

 お勧めは、お手軽に取れるアユタヤ銀行とシティバンクです。
 色々と出向した当初は不便なこともございますが、そこはそれ住めば
 都です。
 何事も大ザッパに考えて行く事が現地に馴染む秘訣かも知れません。


 いらっしゃいませ、タイランド。
 

 つづく。

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