タイの文化(街角の音楽家)のお話

                                         2005年7吉日 
【街角バンドのお話です】

 こんにちはSさんです。今回はバンコク駐在の方から『街角バンド』の
 名前で写真の投稿がございましたので、ご紹介です。(タイの底辺の
 カット写真投稿ありがとうございました)

 街角の音楽家と言うよりは、写真の方達は『街角バンド』と言った方
 がよい音を奏でるイメージかも知れません。

 以前にもタイの文化の中でご紹介しましたが、タイでは身体障害者の
 社会進出は決して多くはございません。日本と比較した場合、身体障
 害者の社会進出はほとんどない(実質的に閉ざされている)
 と言って良いぐらいの状況では無いでしょうか。

 赤白の箱がお布施箱、6名の盲人楽隊さんです。
 手前の天秤棒売りは、蒸したピーナッツを売ってます。

 しかしながらタイ社会は、色々な形(人)を受け入れる柔軟性を持って
 います。
 どこの家庭も、教育や自活の方法を教えてあげたいと思いつつ、身体
 を障害者を家の中にしまっておく、または特別施設に預かる等の策も
 あるでしょうか、超お金持ちでない限りその様な対応は難しいことと、
 タイではこの手の関連の福祉施設が充実してない事も現実として待っ
 ているのです。

 貧しい家庭に身体障害者が生まれるとなおさらです、子供の内は可愛
 そうと言うことで何とか過ごせますが、大人になれば自分の糧は自分
 で稼がなければならい厳しい現実がどこの国でも待って居るのです。

 そこで、写真の音楽家の方達も生活の糧のために街や商店街、屋台
 街に出張進出しし、唄を歌い、音楽を奏で、お布施(タンブン)を集め
 て生活をするのです。

 日本では盲人に物乞いをさせている様だと物議を醸すことでしょうが、
 現実に生活の糧として盲人バンドを受け入れているタイの方が文化
 レベルが、日本より上かもしれません。

 路上バンドをするためには、当然、太鼓、エレクトーンは、地回りさん
 や乞食を統括するマフィア等からレンタルし、もちろん所場代も払います。

 お金が絡まなければ誰も助けてはくれないのです。
 
 と言うことで悲しいお話ですが、ヤクザ産業も街の音楽家達には生活
 の協力者の一面を持っているのです、その陰にはタイは仏教徒でお布
 施の行動が習慣に根ざしているからでありましょう。

 現在タイ政府は、路上生活者、屋台、野犬の取締りを一層強化してる
 最中で、ますます街の音楽家達の演奏(生活)の場所も狭まって来る
 とおもいます。

 皆さんも街で街の音楽家達を見かけましたら、演奏の質に関わらず、
 多めのチップとご声援をお願い申し上げます。

   

 いらっしゃいませ、タイランド。