日本人のタイ認知度チェックのお話 
                             2005年4月吉日 
【知っているつもり】
 こんにちは、Sさんです。普段、良く知っているつもりでも、確認
 しないために起こる『思いこみ、勘違い』が発生します。
 そこで今回はタイ知っているつもりをご紹介ですので、タイ知識を
 増やして皆様タイ国博学王になって下さいませ。

 それでは身近な例として

 1)『プーケット島』と言われますので、プーケットは確かに島です が、
  タイではプーケット県としての認識です、島の名前とは認識しており
  ません『県名』です。

 2)観光名所『パタヤ』これは市の名前で、Sさんが住んでいるチョン
  ブリ県の南側に位置します。

 3)『メコン川』として、日本で認知さえている川の名前は
  『メーナーム・ジャオプラチャー』と言い母なる河と言う意味です。
  メコンの意味は川ですので、川川と日本人は覚えて居ることになり
  ます。

 4)『アユタヤ』タイ語では『アユッタヤー』の方がタイ語らしく聞こえます、
  ここは県庁も県名もアユッタヤーです。タイの有名な世界遺産都市
  でございます。西暦1600年ごろはタイの昔の首都でもございま
  した。**アユタヤは、プラハと同じく都市自体が世界遺産です。

 5)『タイにいる日本人はサムロー(3輪タクシー)をよく利用している』
  バンコク市内で日本人がサムローに乗り会社へ行くなんてドラマが
  昔日本で放映さえていましたが、出勤に使う人は、まず居ません、
  買い物の帰りに4-500メートル乗るのに適しております。遠出は無
  理です。

 6)『タイ人は外食中心で、皆屋台で食事をして、自宅で食事を作ら
  ない』と思っている方もおりますが、大きな誤解です。

  地方出身者でアパート暮らしの低所得者は確かに外食中心に成りま
   すが、中級階層に当たる人以上の方々は、自宅で食事を作り食べ
  ております。

 7)『タイ人は貧乏国である』一時期は、発展途上国と言われる国でした
  が、最近はタクシン首相の『日本からのODA援助はいらない』と言え
  るほど豊かな国に成ってきています。

  Sさんの感覚ですが、ベンツの保有台数から言えば日本の10倍に近
  い様に思われる程ベンツが一杯走っている国です。それと以外に感
  じられるかも知れませんが、海外の大学を卒業した方がとっても多い
  お国でもあります。よって、貧富の差は激しいですが、決して貧しい国
  ではございません。

【現地駐在員でも間違える地名】
 Sさんの弟が、今年の1月からタイ駐在員(Sさんとは別の会社です)に
 なりまして、彼からの投稿記事をご紹介。タイに来て間もない方の参考
 にして下さいませ。
 
 『間違えやすい地名』
 1)ラヨーン    ⇔  ラノーン
 2)ナコンパノム ⇔  ナコンパトム
 3)ナコンサワン ⇔  サコンナコン
 4)ランプーン  ⇔  ランパーン
 5)シンブリー  ⇔  スパンブリー
 6)チャイナー(タイの県名) ⇔ チャイナ(英語で中国の事)

 飲み屋でこの県(チャイナー県)の出身の女の子がいて、

  私 『マーチャック ナイ カップ?』日本語訳(どこのご出身ですか?)
  女 『チャイナー』日本語訳(チャイナです) 
  私 『マイチャイ コンタイ!! コンヂーン ルプラオ?』日本語訳(タイ
     人では無いのですか?)
  女 『コンタイ』日本語訳(タイ人です)
  私 『????』
  そんな事がありました。
 
 それ以外に勘違い安い地名
 7)カビンブリは、県名ではなく都市名、県名はプラチンブリ県。
 8)ハジャイは、県名ではなく都市名、県名はソンクラー県。

【ちょっとコーヒーブレイ
 Sさん思った、タイではまぎらしい地名も多く、ナコンパトムとナコンパ
 ノムは、Sさんですら同じ場所だと思っていた時期があるので、しっか
 り地図で確認した方が良いかも知れない。まだまだ不思議一杯の
 アメージングタイランドです。

 その昔、Sさんが南部タイのハジャイへ行った時に、列車の中での
 タイ人同士の会話から
 Aさん『ナイナイ?』
 Bさん『ヤイヤイ』

 タイ語に自信持っていたSさんも全く理解できない会話であったので
 知り合いのタイ人に確認するとそれは南部タイ方言で略語とのこと。

 Aさん『ナイナイ?』タイ語訳→『パイナイ』日本語訳(どこへ行きます
 か?)
 Bさん『ヤイヤイ』タイ語訳→『ハジャイ』日本語訳(ハジャイが訛って
 ハッが聞こえずヤイとなった)

 『どちらへ行くのですか』『ハジャイです』と言う会話内容でございまし
 たが、暗号の様でと感じたSさんでした。
 一昔前の薩摩飛脚見たいなもんだと、理解した。訛りも極端になる
 と外国語ですね。

 そろそろゴールデンウィークです、皆様もタイの文化をお勉強して
 投稿記事もお待ちしております。

 いらっしゃいませ、タイランド。