海外危険情報(タイ・シラチャー編)    
                                2004年10月吉日 
【シラチャーにも鳥インフルエンザ発生】

 お早うございます。現地リポーターの清水です。

 最近猛威を振るっている鳥インフルエンザ(タイ語でカイワット
 ノック)ですが、ついにシラチャーにも来ました。既にタイの約半
 数の県で流行感染となりました。

 シラチャーの観光地、『シラチャー・タイガーズー』も虎が36頭
 以上、ワニも死亡し(原因はエサの鶏を生で与えていたため)
 第55話で紹介しています。

 同園は現在タイ政府からの閉鎖指示のため閉園となっています。
 シラチャータイガーズーは、Sさんが住んでいるところから車で
 20分に位置します。

 昨日、テレビでタイのニュースを見ましたが、同園では生き残
 っている虎やワニに生の鳥の代わりに『鍋で煮た豚肉』をエサ
 に与えておりました。

 5年前に、Sさんが住んでいる家から直線4キロの所にあるタイ
 オイル社のオイルタンクが爆発した時も怖かったですが、、、、。
 どうもSさんの住んでいるシラチャーは、ニュースに成りやすい
 地域の様で御座います。

 また死亡した虎、ワニは、土葬しコンクリートでフタをするそうです。
 一部、皮を売るのでは?と処分に物議がありました。

 これ以外では、Sさんの会社への通勤途中に、『チャウィーワン
 ・ファーム』と言う養鶏場があり、ここも閉鎖されたと報告受けて
 おります。

【ちょっとコーヒーブレイク】
 タイの輸出商品に『鶏肉』『焼き鳥用の串付き肉』等があり、日本
 の焼鳥屋さんへ影響が出るかもしれません。もちろんタイの食肉
 輸出業者と畜産業者には大打撃と思われます。

 先日、NHKで中国産の備長炭が中国の自然保護ため輸出規制
 になるとのニュースを見ました。『肉もない、炭もない』では、焼鳥屋
 さんも焼き肉屋さんも打撃を受けるのは時間の問題(日本の炭の
 在庫は半年)になってくる様です。
 お米以外の食材のほとんどを海外輸入に依存している日本の
 危機です。

 ちなみに食糧自給率200%のタイでは、他にいくらでも代替え食
 物がありますので、現地では全く心配しておりません。

 海外危険情報でした。

【おまけ編】
 日本の友人から、タイのニュースについて一報ありましたので、
 ご紹介申し上げます。

 日本は狂牛病騒ぎが一段落して、米国から輸入が再開されるよ
 うです。
 鳥インフルエンザについては半年前くらいに大騒ぎしてから今は
 どうなっているのかニュースがありません。市場での影響は何も
 なかったようです。
 (値段も変わっていないし普通に鳥を食べています。)

 でも日本に輸出が多いタイの鳥ですが、こちらではまったく騒ぎ
 になっていないのはどうしてですかね?(当然タイのニュースは
 まったく報道されていません)

 との報告がありましたが、、、鶏肉が日本から無くなる。。。か。

 つづく。