タイ語のお話(その1)

【ちょっと国際的な見地から日本語とタイ語を検証】
 

 Sさんの会社名は
 「KOHBYO(THAILAND)CO.,LTD.」です。

 しかし、ほとんどの方は、読めません。。
 「なんて読むのですか?」と再三聞かれます。

 そんな時、Sさんは胸を張って「コービョー」と読みますと
 説明いたします。

 そーです、日本語とローマ字表記には無理があるのです
。まず読めない、 母国語にその音に対応する音がない等々。。

 タイの国や外国では、日本語では通じませんので、書面
 ではローマ字表記にしますが、このことによって、多くの
 ハプニングと誤解が生まれますので、代表例をご紹介
 申し上げます。

【タイ語にない音】
  タイ語には下記の音がありません。(基本的に濁音が少
 ない言語といえます)
  ガギグゲコは、=かきくけこになります区別がありません。
  シ=(シィの音かチの音に置き換えられます)
  ザ、ズ、ゼ、ゾ(この音はありません)
  チャ、チュ(の音は発音できません)
  キャ、キュ、キョ(の音も発音できません)
  クヮ、キゥィ、クゥ、クェ、コォもちなみに発音できません。

  ところがすごいことに、鼻濁音の聞き分け、表記できます。
  鼻濁音のガググゲゴがタイ語では書くことができるのです。

 よって、笑える代表例。。。。
 1)しみずさん  = チミスさん(CHIMISUさん) 
    こんなボードをもって、空港に迎えに来られら大変です。
  
 2)お新香    = おしんこ → (オチンコ)おちんこ

  日本料理屋さんで、お新香を注文すると、うら若きウェ
  ートレスさんが、「オチンコでコサいますね」
   と、確認をしてくれます。(おじさん達には受けております)
  
 3)ちなみに、タイでは、イスズ自動車は「イススー」と呼ば
  れております。

【英語編】
 英語もタイ語に負けないくらい、危ない言語です。
 これも、名前の読み方の代表例ですが、実害がありますので、
 注意が必要です。
 
 1)真一 = シンイチ:SHINICHI → シニチ と呼ばれます。
 
 タイでは、ファーストネームで呼ぶときが多いので、病院等で
 名前を呼ばれる時には注意が必要です。
  
 2)大野さんと小野さんの表記に区別がないことも有名で
  すが、
 
 英語での名詞だけだと
 名前の判別ができなくて大変困ります(ONOさんは大野さんか?
 小野さんか?)

 
  
      つづく。